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iAUDIO 4から、iAUDIO F2かiAUDIO T2へ有償でアップグレードできるキャンペーンが、期間限定(11月7日~12月6日)で始まっていた(COWONJAPAN.com)。iAUDIO 4を持っている身としては、非常に興味深い。
まず気になるのは値段。市場価格より高かったら意味がない。iAUDIO 4の512MBは5,000円での下取りとなるので、その場合のアップグレード価格と、価格.comの最安値を比べてみた。
対象機種 | F2(1GB) | F2(2GB) | T2(1GB) | T2(2GB) |
---|---|---|---|---|
アップグレード | 10,980 | 16,980 | 10,980 | 16,980 |
価格.com最安値 | 15,289 | 20,280 | 12,432 | 17,480 |
F2は発売したばかりということもあって、価格差がそれなりにある。でも、T2の2GBとなると、普通に買ってもたいして変わらない。通販では送料がかかることを考慮する必要があるが、アップグレードのためにiAUDIO 4を送付するのは元払いなので、どっちもどっちだ。
F2とT2は、外観がずいぶん違う。F2はストレート型の携帯電話のような形をしている。操作性の向上をうたっているが、携帯オーディオにこういったボタン配置をするのは、あまり使いやすいものではないと思う。おまけに、端が反り上がったボタン形状をしていて、押し間違えやすいという声もある。せっかく操作性のことを考えて作られた製品なのに、デザインでそれを犠牲にしているとはもったいない。
T2はネックレスタイプとなっている。脱着式でハンディタイプにもなるので、そこはまぁ好きにできる。ボタンがすべて側面についているのがF2とは大きく異なる。iAUDIO 4もボタンは側面にあって、胸ポケットに入れて操作するには都合がいい。
機能や性能はF2のほうが上だけど、操作性の面からT2に魅力を感じる。でも、T2のあの表面の光沢はどうにかならないものか。どう見ても指紋だらけになる材質だ。それと、12時間という再生時間は、今の携帯オーディオとしては見劣りする。あと、どちらも内蔵の充電池なのが惜しい。iAUDIO 4は単4が1本というのが魅力だったのに、そういう製品はもう出ないのだろうか。
ところで、普段はiAUDIO 4を使っているのかというと、頻繁ではないにしても、電車で外出するときには重宝している。DHT-M370のポータブル端子につないで音楽を聴くことも多くなった。これでもまともな音で鳴ってくれるのは、たいしたものだ。
携帯オーディオのシェアは、アップルのiPodシリーズが圧倒的だけれど、決して音質が評価されているわけではないだろう。音にこだわるなら、iAUDIOは悪くない選択肢だと思う。音がいいというよりは、5バンドEQをはじめとしたエフェクトが充実していて、自分好みの音にできることが大きい。それと、iAUDIOシリーズは、エクスプローラからコピーするだけでファイルが転送できるという手軽さがある。これが当たり前だと思っていたら、専用のソフトでないと転送できない製品も多いようだ。そんなのは使いたくないな。
最初の話に戻ると、F2よりT2に興味があるなら、あまり価格差がないのにiAUDIO 4を失うのはもったいないので、アップグレードしないほうがいいという結論になる。故障していても引き取ってくれるから、そういう人にはいいかもしれない。アップグレードするにしろしないにしろ、最近の機種を調べるきっかけになったので、それだけでもこのキャンペーンの意味はあるのだろう。