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RDZ-D87を購入[家電・AV機器]

ヤマダ電機WEB.COMで、RDZ-D70が79,000円の19,750ポイント進呈になっていた(7月2日まで)。安いけれど、Webで購入すると5年保証をつけられないのがネックだ。ということでやめた。

近所の店では、RDZ-D70とRDZ-D87の価格差が1万円程度しかないので、どうせ買うならD87だよなと思いつつ、ケーズデンキに行った。先週末と同じで、89,800円の値札がついていた。先週と違うのは、在庫があるということだ。いろいろと交渉して、88,500円まで下がり、ビクターのHDMIケーブルを2,980円から2,500円にしてもらって、91,000円で買った。5万円以上なので、もちろん5年保証つき。安く買えたとは思っていないけれど、7月から新番組が始まることだし、もう決めてしまおうということで購入に踏み切った。

書きたいことがたくさんありすぎて、うまくまとまっていない。興味のある人はどうぞ。今までPSXをメインに使っていたので、それとの比較が多い。

設置など

  • 本体は、PSXと比べてずいぶん横幅がある。ラックには入ったから問題ないけど。
  • PSXは基本的にゲームコントローラで操作しているから、リモコンが受信しにくい位置でもあまり問題がない。なので、PSXを置いていた場所にスゴ録を置いて、PSXはラックの下のほうへ移動させた。
  • 電源コードをコンセントに差し込んだら、しばらく「PLEASE WAIT」と表示されて、その後、現在の日時が表示された。たぶん、デジタル放送の信号で取得したのだろう。PSXみたいに、時刻がだんだん遅れていくことはなさそうなので、その悩みからは解放された。
  • 地上デジタル放送のケーブルは、分岐せずにアンテナ(UwPA)→スゴ録→テレビとつないだ。テレビのアンテナレベルは特に問題なかった。
  • RDZ-D87の地上デジタルアンテナレベルは、一番出力の低いテレビ愛知が50くらいで、その他は55~60あたり。メーターが赤黄緑に色分けされていて、50からが緑なので、どうにか良好だと思っていいのだろう。このとき、前面パネルにもレベルが表示されていて、ちょっと感心した。
  • アナログ放送のアンテナはつないでいない。アナログ放送を録画するときはPSXを使う。RDZ-D87にはGRTがないからという理由もなくはないが、そもそもGRTが必要な環境でもないので、単に使い分けたいだけ。
  • 音声は光デジタルケーブルでDHT-M370へ接続した。これでアンプの光デジタル端子は3つとも埋まった。もしまた何かつなぎたくなったら、PSXをアナログ接続で使えばいいと思っている。

録画予約

  • 地上デジタル放送の番組表は、同時に4つのチャンネルまで見られる。標準的なチャンネル設定で表示させると、ひとつの放送局で3つ分が埋まってしまうので、地上デジタルチャンネル設定で、メインのチャンネルのみ「必ず選局」にして、残りは「選局しない」に変更した。こうすると、4つの放送局の一覧が表示できる。また、ジャンル色設定があり、よく見るジャンルだけ色を設定しておけば、番組が見つけやすい。
  • PSXではジャンル別表示でよく予約していたので、番組表よりも番組検索を使ったほうが予約しやすい。ジャンルのみの指定でも検索してくれて、その一覧がPSXっぽく表示される。
  • 地デジの番組表での操作は、ややもたつく。番組検索の一覧表示では、PSXほどではないが、普通のスクロール速度だ。予約リストや、録画した番組一覧のスクロールはPSX並みに高速。PSXは異様に軽快なGUIなので、全部これと同じレベルを要求するのは難しいだろうけど、他社製品と比べると、スゴ録もずいぶんキビキビしていると感じる。
  • 録画予約しておいた番組は、時間の変更などがあると、それに伴って自動で変わる。どれくらい頼っていいものなのかはまだわからないけれど、PSXでは毎日のようにチェックして修正していたから助かる。

編集機能

  • 部分削除(A-B消去)は、オリジナルを直接編集して消すことができる。もちろんプレイリストを作成することもできるが、フォルダ機能が充実しているわけではないので、やたらとタイトルが増えるよりは、このほうがすっきりしていてよい。ちなみに、PSXはオリジナルとプレイリストがくっついたような仕様になっている。
  • A-B消去すると、消した分だけHDDの残量が増える。必要な部分だけ残しておけば、HDDの無駄遣いをしなくて済む。ただ、あまり細かく部分的に消していると、あとあとHDDの断片化で困ることはないかと心配だ。
  • A-B消去は、RDZ-D70では一度実行すると終了してしまうが、RDZ-D87では、[実行→継続]が選べる。もしかしたら、このあたりはソフトウェアのアップデートでD70も改善されているかもしれないが。

HDDの消費量と録画モード

  • 何も録画していない状態でのHDDの残量は、393.3GB。説明書によると、地上デジタル放送をDRモードで録画する場合、録画可能時間は約48時間だとか。計算上では、30分番組が96本になる。で、予約時には30分番組で3.9GBと出るのだが、実際に30分録画すると、2.5~3.1GBほどの消費で済むようなので、130本はいけそうだ。消費量の傾向は、よくわからない。
  • デジタル放送をSPモードで録画して、その画質を調べた。確認したのは、劣化が少ないであろうアニメ番組。さすがにアナログ放送のようなノイズはなく、発色もいい。画質が落ちているのを実感するのは、全体的に輪郭がぼやけるところだ。アナログ放送と比べれば、はるかにきれいではあるけれど、DRモードの番組を見てしまうと、やはり基本はDRモードで録画したいと思う。250GBでなくて400GBのにしてよかった。

では長所と短所を挙げていきたい。購入前に時間をかけて仕様と動作を確認したので、悪いところも承知の上で買った。

いいところ

  • 時刻は自動取得で、再生から戻るときのフリーズもない。PSXで起こる時刻のずれとフリーズがないというだけで、安心感がある。不具合報告をほとんど目にしたことがないので、レコーダの中では安定している部類に入ると思う。
  • 録画は番組の開始より少し早めに始まるため、頭が切れるようなことは起こらない。
  • 録画中なら起動が速く、電源を入れてすぐ使える。PSXは録画中でも起動が遅い。
  • 1.5倍の早見再生でも音声が聞き取りやすい。映像はカクカクするので、じっと見ていると少し疲れるが。
  • おまかせチャプターの精度が高く、CMの取りこぼしはまずない。
  • ダイジェスト再生がかなり優秀だ。特に、スポーツ番組の拾い方が絶妙だという記事を読んだことがある。どういうアルゴリズムなんだろう。
  • ダイジェスト再生を長めの設定にすると、ほぼCMだけカットする感じになる。これは実にお見事。リモコンに触れる必要がほとんどなくなる。これだけでも、RDZ-D87を選んでよかったと思う。棒グラフのような表示もわかりやすい。なお、ダイジェスト再生中に1.5倍速の早見もできる。[青]ボタンがダイジェスト再生、[黄]ボタンが早見再生に割り当てられていて、ワンタッチで切り替えられる。
  • リモコンで各社のテレビの操作ができるだけでなく、テレビの代わりにアンプの音量を制御することもできる。よく考えられていると思った。ただ少し残念なのは、デノンのアンプの場合、音量を制御できるのはいいけれど、電源や入力切替の操作はできなかった。ちなみに、PSXの操作はできた。
  • 再生中は、[決定]ボタンで一時停止になり、もう一度押せば再生になる。PSXでは一時停止に割り当てられていなかったので、便利に感じる。
  • 一時停止後にスティックを左右に倒すとコマ送りになる。PSXではできなかった。しばらく倒したままにすると、スロー再生になる。
  • スティックとボタンの基本的な操作がよく考えられている。スティック自体の[決定]ボタンと、両側にある[戻る][オプション]ボタンで、ほとんどのことができる。
  • 番組をフォルダに振り分けるには、十数種類あるマークを各番組につけてグループ化することで、それっぽいことができる。予約時に決めておけるので、毎週録画する番組は、一度マークを設定しておけばよい。PSXでは、全部縦に並んで、簡単なソートしかできなかったから、それよりはだいぶマシになった。とはいえ、もう慣れてしまっているし、スクロールも高速なので、結局は縦に並んだまま使うことが多くなりそうだ。
  • 検索キーワードの入力方法が、なかなかおもしろい。五十音で並んでいて、カーソルを動かして選ぶだけでなく、携帯電話の入力方式(たとえば1を押していくと「あ→い→う」と変化)にも対応している。右にはリアルタイムに変換候補が出ていて、学習機能もある。このあたりは、さすがソニーといったところ。ただ、[戻る]ボタンの役割が、変換の中止とキーワード入力の中止の両方に割り当てられていて、誤って押すといきなり終了してしまう。ここは確認のメッセージがほしかった。

残念なところ

  • 録画中は設定の変更ができない。PSXは、ここまで厳しくなかったのに。
  • 背景(壁紙)を変える機能や、暗くする機能がほしい。背景の明るくなっている部分が白い文字と重なって、見づらく感じることがある。
  • 電源を切っているとき、録画のランプが暗くて、録画中かどうか判別しにくい。表示窓の明るさ設定はあるが、電源を切っているときにもランプを明るく点灯するという設定がない。
  • 録画をしていないときは、起動に数十秒かかる。遅いのは慣れているが、テレビ放送の映像が出るまでの時間も長い。PSXみたいに、テレビ放送くらいはすぐに出せないものか。
  • 一時停止や各チャプターへジャンプするときの動作は、少し反応が鈍い。PSXと比較するのは酷か。
  • おまかせチャプターは、CM部分以外にもつく。でも、CM明けではない位置にOPやED曲がある場合、曲の頭にはチャプターマークがついてくれない。
  • 再生時の時間指定ジャンプやA-B間リピートがない。これくらいの機能はつけてほしかった。
  • 番組表から予約した番組は、時刻の微調整ができない。地デジは複数の番組がくっついていることが少ないし、予約がかぶったときは優先順位をつけられるから、致命的というほどでもないが。
  • スティックの形状を見直してほしい。長時間使っていると、親指の腹にダメージが残る。普通の十字キーにしてくれたほうがありがたい。
  • チャプターの書き込みと消去のボタンが、カバーの中にある。このボタンは表に出すべきだろう。
  • 手動でのチャプターマークの書き込みと消去は、編集中にやるものだと思い込んでいたので、再生中に行うことに違和感があった。操作がしにくいわけではないが、編集メニューには一定間隔での書き込みと消去しかなく、さらに書き込みと消去のボタンがカバーの中にあるので気づきにくい。これが唯一、説明書を見ないとわからない操作だった。
  • PCエンジンCD-ROMがトラック1しか読めず、音楽が再生できなかった。がっかりだ。
  • フラッシュの最中に、全く映像が変わらない。PSXのように、途中に映像をはさんでもらいたかった。
  • 早送りの際の、1、2、3という表示が何のことだかわかりにくい。それぞれ10倍、30倍、120倍速らしいので、そのままそういう表示にすればいいのに。
  • 再生時に[画面表示]ボタンでバーが出るが、チャプターマークの位置が地味でわかりづらい。編集のA-B消去では、位置すら表示されない。これはさすがに不便だ。
  • 早送りや巻き戻しをすると、ダイジェスト再生と早見再生が解除されてしまう仕様が気になる。
  • 地デジをDRモードで録画すると、音声はAACで記録される。で、DHT-M370のせいなんだけど、AACで出力する設定にすると、音の出始めにノイズが入る。一時停止やスキップで音が出ていないときは、DHT-M370のAACランプが消えてしまうので、毎回自動認識が働いてそうなってしまうのではないかと思う。スゴ録の音声設定でAACをPCM出力にすると、この問題はなくなる。しょうがないから、5.1chの番組のときだけAACにするか。

短所で締めくくるのもナンなので、改めて全体の感想を。まず、操作性が非常にいい。手動でチャプターマークをつける方法がすぐにわからなかったこと以外は、何も悩まずに操作できる。メニューから選ぶという操作が多いため、スティックと[決定][戻る][オプション]ボタンだけで事足りるのが大きい。各社のレコーダにも十字キーや[決定]ボタンなどはあるが、なかなかそれを活用できていなくて、[再生][一時停止]ボタンにこだわっていたり、専用のボタンを使わせてしまっていることが多い。

厳しい目で見れば、地デジの番組表、再生機能、編集機能に物足りなさというか、作り込みの甘さが感じられる。RDZ-D70でもそう思っていたので、改良してくるのではと期待していたが、A-B消去を連続でできるくらいにとどまっている。その代わり、番組検索、おまかせチャプター、ダイジェスト再生が秀逸なので、弱点もそんなに気にならない。RDZ-D70が安く売っていても、D87をすすめたい。やっぱり地デジはDRモードでどんどん録画したいし、長め設定のダイジェスト再生によるCMスキップがあまりに便利だからだ。

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