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dynabook SS S8に、FTD-W2023ADSRをつないで、1,680×1,050の表示をさせるために、REX-USBDVIを買うことにした。単なるデュアル構成なら、Intel 855GMの機能で実現できるけれど、ワイドの解像度となると話は別だ。
USB接続の製品としては、サインはVGAやUSB-RGBというのもある。サインはVGAは、最近のドライバで1,680×1,050(16bitカラー)に対応した。しかし、OpenGLやDirectXに対応していないので、動画再生ができない場合が多く、できてもクオリティの面で向いていない。USB-RGBは、ワイドの解像度が1,440×900までしか使えない。
REX-USBDVIの動作環境は、2台までなら1.2GHz以上のCPUとなっている。CPUの種類が書かれていないので、絶対的な基準がわからないけれど、USB-RGBと仕組みが同じなので、その動作環境に書かれているPentium III 1.2GHz以上と思っていいだろう。dynabook SS S8は、Pentium M 1GHzで、Pentium 4の1.5GHz相当といわれているので、たぶん大丈夫だ。この製品を使うと、DVIでの接続ができることと、1,680×1,050を32bitカラーで使用できることが魅力だ。
どこの店にも置いてあるような製品ではないので、見つけるのに少し苦労した。大須に行けばまず見つかるけれど、車で気軽に行ける店ということで、久しぶりにコムロード尾張旭店に足を運んだ。無線LANルータのWN-WAPG/R-Sを買ったとき以来か。店頭には、上述した製品がすべて置いてあったが、迷わずREX-USBDVIを購入した。
マニュアルに従って、ドライバのインストール→ユーティリティのインストール→再起動をしたら、「マルチディスプレイアダプタがインストールされていません」というメッセージボックスが出た。入れたはずなのに。ドライバを再インストールしても同じだった。もういいやということで、REX-USBDVIを接続して、それが認識されてからユーティリティを起動したら、エラーは出なくなった。そんなオチか。
画面のプロパティは、こうなった。
1はノートPCの画面、2は今まで外部ディスプレイ用で使っていた画面(非アクティブ)、3がREX-USBDVIを使ったFTD-W2023ADSRの画面。接続方法はUSBながら、画面のプロパティに特別なところはない。
これで、1,680×1,050の解像度で使用できるようになった。さすがに広い。ノートPCを買い換えるまでは1,280×1,024で使うつもりだったのが、こんな方法でワイドで表示できるようになるとはありがたい。USB接続なので、手軽に抜き差しできるところも地味にうれしい。
性能についても少しレポートする。ほかのサイトでも、性能についての記事はあるけれど、あまりスペックの高くないマシンでのレポートは見かけないので、そういう環境での参考に。
この製品は、CPUの処理能力が、画面の書き換えのパフォーマンスに大きく影響する。画面に変化がある領域が広いほどCPU使用率が上がり、静止画面が続く場合は上がらない。
プライマリディスプレイで、動画ファイルを再生した場合のCPU使用率が約35%のとき、そのウィンドウをセカンダリに移すと約70%まで上がった。画面サイズが大きく、動きの激しい動画では100%が続く状態になり、コマ落ちや音声の途切れが発生する。ある程度の画面サイズまでなら、Pentium M 1GHzのPCでも実用的だと思った。ニコニコ動画では、プライマリで75%くらいなのが、セカンダリでは90%以上になるけれど、なんとか処理はできている感じ。コメントも普通にスクロールする。
1,680×1,050(32bit)でしばらく使ってみたときの、だいたいのメモリ使用量。
DisplayLinkManager.exe | 36MB(最大41MB) |
DisplayLinkUI.exe | 2.6MB |
DisplayLinkService.exe | 2.5MB |
RexMDUtility.exe | 11MB(最大30MB) |
RexMDUtility.exe(RATOC マルチディスプレイユーティリティ)は、ホットキーを使わないのなら、常駐していなくても特に不都合はない。このユーティリティは、タスクトレイに表示されていて、メニューから終了させることができる。また、起動時に常駐するかどうかを決めることもできる。
ペンタブレットの使用も問題なかった。2画面分をペンモードで使うと範囲が狭くなるので、片方の画面だけをマッピングして使っている。お絵描きしぃちゃっとで線を引いたときの感じは、いつもと変わりなかった。ものすごく速くペンを動かしても、きちんと追従する。全画面表示でのスクロールは、プライマリディスプレイほどスムーズではないけれど、十分に使えるレベル。
描画性能に不満はないし、使っていて不便なところもない。非常によくできた製品だと思った。