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第7話「木末の嫉妬」
今度は舞夏が風邪を引いてしまった。鏡から出てきた舞夏を医者が診ることにドキドキしていた一夏だが、視聴者としては、胸をはだけた舞夏にドキドキだ。保険証がないことを気にする一夏をよそに、お母さんは全額負担すると言った。舞夏のことを何か知っているようなそぶりだった。
一夏の目が、暗いところで赤く光るようになってしまった。こ、こわい。こうなってしまったのは、舞夏のせいではないかと疑ってしまう一夏。こんな顔つきをしたのは初めてだ。
熱い鍋のフタを触ってしまい、指をくわえながら「平気です」。か、かわいい。
小さいときにもらったイヤリングをつけて似合わないと思い、はずそうとした一夏は、家庭教師のセイが来たので、そのまま勉強することになった。セイがそれに気づくと、あわてて引きちぎるようにはずしてしまう。そのあわてようはいったい…。一夏は、みっともないと思ったようなので、似合わないものをつけているのを見られてしまったからなのか。セイの前で、変におしゃれしていると勘違いされたくないという気持ちもあったのかもしれない。
別の日、カイとの外での勉強に、ようやくにっこりする一夏とは対照的に、舞夏の顔は曇る。舞夏が暗い顔をしていると、妙に気になる。
一夏の目が赤くなったときは、もはや見る力だけでなく、沙耶を危険にさらすほどの力を持つようになってしまった。そして、自分をコントロールできなくなってしまっている。今までにはなかったことだ。あのお守りの、白いほうの玉の色がすべて戻り、今回から黒いほうへ移ったことと関係があるような気もする。
普段はおとなしくて、青い瞳をしている一夏が、赤い目になって、怒りや憎しみをあらわにするのは、まるでナウシカのオームのようだ。
うたかた覚え書きのサイトを見つけた。見落としていた場面がいくつもあることを思い知らされた。
じっくり見ていたつもりだったのに、こんなに細かいことが表現されていたとは気づかなかった。セイとカイの関係は、一夏と舞夏の関係みたいなものだったんだな。舞夏が、カイと似ていると言われて否定したのは、一夏に感づかれたくなかったからだろうか。