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Bamboo Funのペンのグリップ感と、読取可能高さの根本的な解決法として、Intuos3を買うことにした。Bamboo Funを買ってから10日も経っていないというのに、この潔さ。…何やってるんだか。
Intuos3とBamboo Funのサイズ比較
Intuos3なら、A5ワイドのPTZ-631Wにしなくても、A5のPTZ-630で十分だと思った。A5ワイドのBamboo Fun(CTE-650)と、A5のIntuos3(PTZ-630)の読取範囲の横幅は、実はたいして差がない(PTZ-630は203.2mm、CTE-650は216.5mmで、差は13.3mm)。そして、縦はPTZ-630のほうが17.1mm長い。ワイドモニタを使うときに、縦横比を維持して下の領域が使われない設定にしても、Bamboo FunのA5ワイドとそんなに差がない領域が確保できる。じゃあ最初からIntuos3を買えばいいじゃないというのももっともだけど、Bamboo Funのほうが小さくてすっきりしているし、USBケーブルが着脱できるのも魅力的だったし、新製品を使ってみたかったのだ。
ケーズデンキで購入
さすがに買い直しとなると、出費はなるべく抑えたい。ネットで買うのが安いのはわかっているけれど、Photoshop Elementsのバージョンが古いかもしれないので、できれば店頭で確認して買いたい。というわけで、ケーズデンキへ行った。29,800円という値札がついていた。25,000円くらいで買えるネットショップと比較すると、買う気が失せる値段だ。しかし、フォトフィニッシュパックが、なぜか通常モデルより安い26,800円になっていた。この際、そっちでもいいかと思ったら、在庫がなかった。でもこれは、通常モデルを値切るネタになる。店員と交渉したら、通常のでも同じ値段にするということになった。いいぞ。しかし、ソフトが少ないのに同じ値段というのも損した気分なので、もう少し粘ってみると、24,800円になった。そこまで値引きできるのかと驚きつつも、さらに800円引いてもらい、24,000円になったところで購入した。最初は29,800円だったのに、最終的にはネットの最安値と同じくらいになった。ここまで下げるということは、そろそろ新しいのが出るような気がしてしまう。ま、出たら出たで、また考えればいいさ。って、いくつ買う気だ。
見た目
色はクリスタルシルバーにした。クリスタルグレーもいいけれど、実物を見てみると、思っていたよりシルバーがきれいな色で気に入った。どちらも表面がテカテカしていて、グレーよりもシルバーのほうが映り込みが少ないように感じたのも理由のひとつ。
Bamboo Fun、intuos2、Intuos3のペンを並べて写真を撮った。Intuos3のペンが一番長い。
このように上から見ると、本体の色が薄く見える。斜めからだともっと濃くなって、いい色合いになる。
付属品
替え芯は、標準芯が3本、フェルト芯とストローク芯がそれぞれ1本入っていた。ペンのスタンドは、どっしりと重さがある。そして、興味のないマウスは、そのまま箱の中へ。
ソフトは、Photoshop Elements 5、Painter Essentials 3、Comic Studio Miniがバンドルされている。古いパッケージの場合は、箱の中に旧バージョン、外にこのバージョンが貼りつけてあったりする。購入したパッケージは、最初から中に入っていた。
ペンとオーバーレイシート
グリップペンは、店頭に置いてあるのを握ったことがあり、使いやすそうだということはわかっていた。握り心地やサイドスイッチの押しやすさに不満はない。先ほどの比較でもわかるように、ペンが長い。一般的なペンと比べても長く、ペン回しが少しやりにくい。その代わり、グリップ部分も長くて、回すときにすべらない。そういえば、ペンタブレットを本格的に使うようになってからは、太めのペンが好きになった。
オーバーレイシートは、適度な摩擦感で、個人的には好きだ。とりあえず、何も敷かずに使ってみよう。ちなみに、Bamboo Funのオーバーレイシートは、これよりもやや摩擦が大きい。芯が減りやすそうな音がするのがあまり好きではなくて、紙を敷いていた。実際は、紙を敷いたほうが減りやすいんだろうけど。
Bamboo Funで気にしていた読取可能高さは、事前にIntuos3を持っている人に確認してもらって、intuos2と同等以上の高さで反応するということを聞いていたので、全く問題なし。これでまた、意識することなくポインタをすいすい動かすことができる。
ドライバ
ドライバは、ワコムのサイトからダウンロードできるが、Windows XPを選ぶと、4.96-8という古いバージョンが出てきた。Vistaを選ぶと、XPでも使える6.02-1が出てくるので、それを使った。
この前まで、intuos2のドライバの上からBamboo Funのドライバを入れていた。どっちのタブレットも動作はしたけれど、intuos2のドライバの設定画面が出てこなくなってしまっていた。共存は無理らしい。今回は、今までのドライバを消して、改めてIntuos3(たぶんintuosシリーズ共通)のドライバを入れている。このドライバは、intuos2とIntuos3の両方を管理できて、個別の設定が可能になっている。これなら、メインでA5のIntuos3、出先でA6のintuos2というように使い分けられる。どうやら、複数のタブレットを使うなら、intuosシリーズで統一するのがいいようだ。
その後、海外のサイトにある6.05-7(RC)というバージョンに入れ替えたら、マッピング画面の切り替えがファンクションキーでできるようになった。2画面で使うことが多いので、マッピングの表示エリアの変更を簡単にやれるのは助かる。この機能はIntuos3用で、6.04-4からサポートされたものらしい。[マッピング画面の切り替え]タブの図を見ると、「モニタ1+2→モニタ1→モニタ2」と切り替わるように見えるが、Driver Bulletinのドキュメントを読んだら、「モニタ1→モニタ2」だけにすることもできると書いてあった。[マッピング画面切り替え]タブのモニタ1のチェックをはずして、グリップペンの[マッピング]タブで、表示エリアをモニタ1に割り当てればいい。なるほど。たしかに、図はモニタ1+2に見えるけれど、説明は「現在のマッピング設定」となっているから、その設定にすれば「モニタ1→モニタ2」だけになるわけだ。実際の設定画面を見てもらったほうがわかりやすい。
残念ながら、この機能をサイドスイッチに割り当てることはできないようだ。今後のバージョンに期待したい(追記: 6.1.0-6では、サイドスイッチへの割り当てが可能になっていた)。ちなみに、このドライバにすると、サービス名が「TabletService」ではなく「TabletServiceWacom」になっていた。また、プロセス名は「Tablet.exe」ではなく、「Wacom_Tablet.exe」になった。
マウスモードとペン(絶対座標)モードの切り替えを、サイドスイッチに割り当てるというのもおもしろい。マウスモードのポインタの移動量を、ペンモードの動きよりもやや多めに設定しておく。そして、描くときはペンモードで、操作をするときはマウスモードに切り替えると、ポインタの動きが速くなり、操作が楽になる。
Bamboo Funも悪くはない
Bamboo Funが、決して悪い製品ではないことも強調しておきたい。初めてペンタブレットを使うとか、FAVOからの乗り換えなら満足できると思う。単に線を引くという操作に関しては、Intuos3と比べても、別物というほど大きな差があるとは思えない。ただ、自分の場合はintuos2からの乗り換えで、Bambooシリーズとintuosシリーズの、カタログ値以上の読取可能高さの性能差にストレスを感じてしまったのだ。これは完全に盲点だった。約1cmもの違いは、そのうち慣れるというレベルではなかった。ポインタを動かすときに、ペンをあまり高く浮かせない人や、ポインタが急に飛ぶのが気にならない人なら問題ない。ただ、ペンが気に入るかどうかという話はあるが。
intuosの表記
ところで、気づいている人もいるだろうけれど、intuos2までは、先頭のアイは小文字で、Intuos3は大文字なのが正式な表記らしい。ワコムのサイトでは、それなりに使い分けされている(ロゴは別として)。ワコムストアのタブレットオプションを見ると、意図的に書き分けているのがわかる。